テープ起こしの仕事内容と副収入



技能テストの内容

 

 

「音声起こし活用推進協議会」における技能テストの内容をお話しておきましょう。テストはスコア制で、学習スタート時なら目標レベルは400点程度です。400点というのは、話し言葉を文字化するための基礎的な知識を身に付けるレベルです。

 

「文字起こし技能テスト・公式テキスト」を参照して、知識編・実技編それぞれの解答方法を理解しましょう。表記のテキストを実際に入手して、スタンダードな表記方法を覚えましょう。

 

知識編はほとんどが穴埋め問題です。第1領域(聞き取り)と第6領域(文字起こしの知識)はやさしい問題です。

 

実技編では「音声を時間内に最後まで起こし切る」ことを目標にしてタイピングの練習をします。

 

文字起こしの基礎を理解できた人は目標レベルを600点以上にします。この点数は、自分の仕事として文字起こしをすることができる、いわゆる実務で使えるレベルとなります。しかし、文字起こしのプロ(エキスパート)として専門会社にスタッフ登録する仕事にはまだ力不足です。

 

600点以上を目指すなら、練習時は、分からない問題を飛ばさずに、ネット検索などでしっかり調べるようにしましょう。ニュースなどで時事問題もしっかり知っておきましょう。第5領域(話し言葉の処理)では、重複表現やくだけた表現を整理するパターンを覚えましょう。

 

そして文字起こしのエキスパートとして仕事ができるのは目標レベルが900点以上となります。知らない分野の音声でも調べながらだと文字化できるレベルで、専門会社の在宅スタッフ登録にチャレンジできるでしょう。この点数になったら採用トライアルを積極的に受けてみましょう。

 

勉強に際しては、ネット検索のワードの選び方を工夫し、必要な情報に迅速にたどり着けるようにしましょう。表記は、漢字、仮名遣い、外来語までできるだけ多く覚えましょう。いかがでしょうか?ある程度の収入を得ることができるレベルというのが、想像以上に高いと思いませんか?