テープ起こしの仕事内容と副収入



文字起こし活用推進協議会の解説

 

 

さて、もう少し建設的かつ現実的にまとめていきましょう。「音声起こし活用推進協議会」という、本技能テストを企画している協議会があります。これは技能テスに限らず、業界の発展、音声起こし技能スキルの向上を目指して発足されています。

 

以下、解説の要約抜粋です。録音された音声を文字化するのが文字起こしですが、会議や講演会などを文字起こしで記録することは、役所、企業、地域活動などで幅広く行われています。また、出版業界ではインタビューの音声起こしなどが行われます。現在では、ICレコーダーで録音した音声ファイルをパソコン音声ソフトで再生しながら、Wordなどなどの文書作成ソフトに文字入力をするという形式がほとんどです。

 

会議や講演会などを録音しても、その音声のままでは、あとから特定の発言を探すことなどが困難ですが、音声を文字化すると、利便性が高まります。

 

文字なら探したい言葉も素早く見つけ出すことができます。 Wordなどの文書作成ソフトの文字検索機能を利用すれば、探している情報に即時にたどり着くこともできます。

 

文字起こししたデータをウェブサイトに掲載することで、インターネット検索も可能になります。地方自治体の会議が、会議録としてインターネット上で閲覧・検索できるようになっていることがありますが、これがテープ起こしの仕事です。

 

文字起こしは、社会の各所で使われていますが、録音したままになっている会議、講演、講義などもまだまだ多く存在しているので、適確かつ迅速に音声を起こすことができる人材が求められています。以上が要約ですが、いずれにしても専門の能力が必要になってくるのは間違いないでしょう。